上記のU座標を2次元V座標に変換する 正規化変換に必要なパラメータには以下のものがある. これらはGRPH1の内部変数を管理するルーチン sgpget/sgpsetにより 一つずつ設定/参照できるが, 同種のパラメータをまとめて設定するユーティリティーも用意されている.
これらのパラメータは sgsvpt/sgqvpt によって 設定/参照できる.
 
地図投影座標系の場合には, 
	GRPH1 の範囲ではこの情報を必要としないが, 
	GRPH2 のパッケージが「注目している緯度経度範囲」という意味で 
	参照する場合がある. 
	この場合には, 一般にビューポートとウインドウは一致しない. 
	
 
 
 
これらのパラメータは sgswnd/sgqwnd によって 設定/参照できる.
これらのパラメータは sgssim/sgqsim によって 設定/参照できる.
 
これらのパラメタと, 一般に3次元の回転角を指定するのに使われる 
  「オイラーの角(θ,φ,ψ)」 
	との関係は, 
	 
θ=π/2-ply, φ=plx, ψ=plrot 
  である. 
	(オイラーの角の意味については, 数学辞典などを参照のこと.) 
	
 
 
 
 
これらのパラメータは sgsmpl/sgqmpl によって 
        設定/参照できる. 
	
 
 
 
実際の操作としては, UC と TC (投影座標) が一致している状態を初期状態として,
TC から VC への変換は上記の相似変換パラメタによって 決められる. その際地図投影のタイプによって VC 原点に投影される TC の 値が異なる.
| 図 法 | 原点に投影される TC | 
| 円筒図法 | (0, 0) | 
| 方位図法 | (90, 0) | 
| 円錐図法 | 円錐の頂点 | 
 
原点に投影されるこれら TC の値は, オイラーの角を (0,0,0) 
  と 
        したとき, すなわち  
 
  (PLX,PLY,PLROT)=(λ,90.,0) と 
        した場合に対応する. 
	
 
 
 
  
 
通常の円筒図法や円錐図法 (正軸法) で, 
	経度λの経線を中央経線とするには, 
	 
 
  (PLX,PLY)=(λ,90.,0)  とする.
	
  
方位図法において, 経度・緯度  
(λ,φ) を中心とした 
	地図を描くには, (PLX,PLY)=(λ,φ)  とし, 
	必要に応じて plrot を指定する 
	 
plrot=0 の時, 必ずUCの南極が原点の下になる. 
	
 
 
 
横軸法の円筒図法などでは, (PLX,PLY)として赤道上の点を 指定する. plrot=0 の時, UCの南極が中央経線上に投影される. 例えば, 北極海, 大西洋, 南極環海を一つながりの海として 横軸法で表すには, (PLX, PLY, PLROT) = (60.,0.,-90.) とする.
これらのパラメータは sgrget/sgrset によって 設定/参照できる.
これらのパラメータは sgrget/sgrset によって 設定/参照できる.