太陽定数を増加させた計算を行ったところ 2-grid noise が生じた. このノイズの振幅は非常に大きくなり計算が破綻する.
このノイズを消すためにフィルターをかける. 物理的実体は無い. 強いて言えば, 重力波でつぶれるかもね, 程度である.
ギザギザ成分を取り除いた分布を基本場としたい.
そこで「基本場」は次で与えられるとする.
(9.1) |
(9.2) |
節のタイトルが正しくないような気がする. 「誤差の補正」ではないなあ.
これについては未実装である.
これはもっとも安直な調節方法である. 調節前の温度の値を , 調節後を とする.
何も考えずに調節するなら
(9.3) |
(9.4) |
(9.5) |
調節の前後で全体の内部エネルギー量に変化がないようにするためには
(9.6) |
これを解決するもっとも安直な方法は上の誤差を全層にばらまくこと.
この場合, 温度の調節量は以下の式で与えられる.
(9.7) |
(9.8) |
AGCM5 の場合だと, p2grstA.F
3 点トリオで考え, そこで生じた誤差をその 3 層にばらまく
ことにする.
下から順に,
以下の式で温度の調節量を計算していく.
(9.9) | |||
(9.10) | |||
(9.11) |
(9.12) | |||
(9.13) | |||
(9.14) |
以上をlevel を 1 つづつ上がりながら順番に行う.
下から順に
(9.15) |
連続してギザギザ部分になっているところを判定し (1) と同じことをする. 下記のように判定する.
(9.16) |
(9.17) |