PATH や LD_LIBRARY_PATH などの個人環境設定が不要になる, というだけのパッケージです. インストール手順まで含められればいいのですが, 残念ながらそこまで手がまわっておりません. 良く分からずええ加減なパッケージの作り方をしてますので いわゆる Debian パッケージのクオリティーには達しておりません. そこんとこを踏まえた上で, 各自の責任でもってお使いください.
Intel Fortran Compiler に添付のインストーラーを使って、Intel Fortran Compilerをデフォルトのインストール先へインストールしてください. その後 このパッケージをインストールすると, 実行ファイル・ライブラリ・マニュア ルのリンクが Debian システムのデフォルトインストール先へ張られ, 環境変 数などの設定なしにコンパイラーが使えるようになります.
先ず Intel Fortran Compiler をデフォルトのインストール先へインストール してください.ダウンロードした rpm ファイルを alien で deb ファイルに変 換してインストールするのが簡単です.
インストールディレクトリはバージョン毎に
/opt/intel/fc/XXX
となります. XXX はバージョンを表す番号であり, 例えば ver.9.0 ならば
/opt/intel/fc/9.0
がインストール先となります.
alien で変換したので, コンパイラ本体の /opt/intel/fc/XXX/bin 内のスク リプトを手で編集します.
スクリプト内の <INSTALLDIR> という個所を全て /opt/intel/fc/XXX に変更 します. 変更が必要なファイルはバージョンによって微妙に異なりますが, コンパイラー本体を呼び出すスクリプト(ifort or ifc )と 設定スクリプト(ifort.cfg)で十分でしょう. ifcvars.sh, ifcvars.csh(いずれも ver.7 以前のみ)は 以下の deb パッケージを利用する場合には設定不要のはずです.
最後にライセンスファイルを /opt/intel/fc/XXX/licenses/ へ格納します.
その後このパッケージをインストールすると, 実行ファイル・ライブラリ・マ ニュアルのリンクがDebian システムのデフォルトインストール先へ張られ, 環境変数などの設定なしにコンパイラーが使えるようになります.
ifc パッケージ本体は debian に置いてあります. ifc パッケージの version は Intel Fortran compiler に合わせてありますので, お使いの compiler に合わせた version を install して下さい.
パッケージは apt でも取得できます. apt-line に以下を記述して使用して下さい. なお, apt を使う場合には, コンパイラの version に合わせたパッケージを install した上で, パッケージを hold して下さい.
etch の場合:
deb ftp://www.gfd-dennou.org/library/cc-env/Linux/debian-dennou etch/ deb-src ftp://www.gfd-dennou.org/library/cc-env/Linux/debian-dennou etch/
または
deb http://www.gfd-dennou.org/library/cc-env/Linux/debian-dennou etch/ deb-src http://www.gfd-dennou.org/library/cc-env/Linux/debian-dennou etch/
sarge の場合:
deb ftp://www.gfd-dennou.org/library/cc-env/Linux/debian-dennou sarge/ deb-src ftp://www.gfd-dennou.org/library/cc-env/Linux/debian-dennou sarge/
または
deb http://www.gfd-dennou.org/library/cc-env/Linux/debian-dennou sarge/ deb-src http://www.gfd-dennou.org/library/cc-env/Linux/debian-dennou sarge/
です.