| 2nd DNS 機の RAID コントローラ認識 | 
2nd DNS 機 (blue) インストール時、RAID コントローラが認識されていない ため HDD も認識されない. このままでは OS のインストールが行えない. そこで Adaptec RAID CONTOROLLER S2005 に接続された HDD を認識できるようにする.
この RAID コントローラを認識するためには CONFIG_SCSI_DPT_I2O がサポートされている必要がある. kernel-source-2.4.18 でこのモジュールを作成することができる.
モジュールを読み込ませるためのフロッピーディスクを作成する. この作業は kernel-source-2.4.18 のあるコンピュータで行う.
カーネルソースのあるディレクトリへ移動する。
# cd /usr/src/linux
カーネルの設定をする.
      # make menuconfig
     (# make xconfig でもよい)
scsi support -> low level device -> CONFIG_SCSI_DPT_I2O をモジュール化 (m をつける). 設定を保存して終了する.
設定が終了したらモジュールを作成.
      # make dep
      # make modules
作成したモジュールは /usr/src/linux/drivers/scsi/dpt_i2o.o である.
これをフロッピーディスクのに保存する. フロッピーディスクのモジュールを読み込ませるにはそのモジュールをフロッピーディスクの /boot/ ディレクトリに置く必要がある. そのためフロッピーディスクに boot というディレクトリを作成して, そのしたにモジュールをコピーする.
      # mount /dev/fd0/ /mnt
      # mkdir /mnt/boot
      # cp drivers/scsi/dpt_i2o.o /mnt/boot
      # umount /mnt
これでモジュールを組み込んだフロッピーディスクができる.
作成したフロッピーディスクから HDD 認識に必要なモジュールをプリロードする.
2nd DNS でのインストールに用いるカーネルに bf24 を選択する. キーボードの設定まで済ませる.
ここでハードディスクが認識できないと言われる. 「必要なモジュールをプリロードする」を選択する
(インストールメディアにフロッピーを使っている時は rescue ディスクをぬいて) モジュールを作成したディスクをいれる. dpt_i2o.o を選択する(それしかないはずであるが)
これで HDD が認識されパーティションを切ることができるようになる.