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: プリミティブ方程式系と変形オイラー平均の復習 : NumRu::GPhys::EP_Flux で計算される緒量 : 質量流線関数   目次

変数変換

EP_Flux モジュールでは与えられたデータに応じて 変数変換を施す場合がある. その変換は以下のように行う.

入力されるデータの鉛直軸が気圧軸であった場合, 以下の関係式を用いて高度軸に変換し, 計算を行う.
\begin{subequations}\begin{align}
 z^* &= -H \log \left( \frac{p}{p_{00}} \right...
... 
 p &= p_{00} \exp \left( -\frac{z^*}{H} \right)
 \end{align}\end{subequations}

ここで$ p$は圧力, $ p_{00}$は地表面参考気圧(定数)である.

入力が$ \theta$$ w$ でなく, 気温$ T$, 圧力「速度」 $ \omega \equiv Dp/Dt$ の場合はそれぞれを元に$ w$, $ \theta$を求める必要がある. 本モジュールでは以下の式 を用いて$ w, \theta$を求める.

$\displaystyle w$ $\displaystyle = -\omega H / p$ (2.14)
$\displaystyle \theta$ $\displaystyle = T \left(\frac{p_{00}}{p}\right)^\kappa, \kappa = R/C_p$ (2.15)

ここで$ R$, $ C_p$はそれぞれ乾燥空気の気体定数および定圧比熱である.

Tsukahara Daisuke 平成17年2月19日