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: EP フラックス : NumRu::GPhys::EP_Flux で計算される緒量 : NumRu::GPhys::EP_Flux で計算される緒量   目次

系の設定

球面上の大気を考える. 大気の厚さは水平方向の広がりに比べ薄く, 鉛直方向に静水圧平衡が成り立つものとする. 緯度経度座標系を用い, 経度 $ \lambda$ 軸を東向き, 緯度 $ \phi$ 軸を北向きに正をとる. 鉛直座標には対数圧力座標$ z^*$
$\displaystyle z^*$ $\displaystyle =$ $\displaystyle -H \ln(p/p_s),\ \ \ \ H = \frac{R_{d} T_s}{g_0}$ (2.1)

を用いる. ここで $ H$ はスケールハイト, $ R_{d}$ は乾燥空気の気体定数 (普遍気体定数を $ R$, 乾燥空気の分子量を $ w$ とすると $ R_{d} = R/w$), $ T_s$ は標準参照温度(定数), $ g_0$は地表面における重力加速度(定数), $ p$は圧力, $ p_s$ は参照圧力である. $ p_s$ として地表面圧力の代表値(定数)を用いる.

Tsukahara Daisuke 平成17年2月19日