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[dennou-ruby:002042] Re: GGraph and gpview
- To: dennou-ruby@xxxxxxxxxxx
- Subject: [dennou-ruby:002042] Re: GGraph and gpview
- From: Takeshi Horinouchi <horinout@xxxxxxxxxxxxxxxxxx>
- Date: Tue, 25 Jan 2005 14:34:00 +0900
竹広さん
> テストプログラムだけでなく netcdf ファイルもあるので
> dennou に置きました.
>
> http://www.gfd-dennou.org/arch/takepiro/dennou/ruby/
>
> 以下に ggraph.rb, gpview とテストプログラム ggraph_test_itr5.rb と
> gtool4 データ case1_initial.nc があります.
>
> itr=6 もやろうかと思いましたが, データがないのでとりあえず
> itr=5 だけで止めておきました.
ドキュメントも用意してありますし、よさげです。こんなふうにいろん
な人の貢献が増えるのは、大変嬉しいです。ただ、大元の作者の立場か
らみると、細かいところが幾つか気になります。すみませんが、お付き
合いくださいませ。
(1) やはり unless opts['itr']==5 then ... のように相似変換と
itr==5 を同一視するコーディングは変えた方がいいと思います。
# ところで相似変換の英語は similar transformation と
similarity transformation のどっちでしょう? どっちでも
いい?
(2) 相似変換のときは polar_coordinate_boundaries を呼ぶという
ふうにしてますが、itr=5 以外にも通用するのでしょうか。もし
itr=5 限定でしたら、そのように限るべきです。そして出来れば
itr=6 用のも欲しいところです。双曲線座標なので書くとして
も恐らく viewport の枠ぐらいでしょうから簡単でしょう。
(メソッド map 内に viewport の枠を書く例があります。)
(3) topology / modulo という属性の解釈は GGraph ではやりたく
ないです(GGraph は GPhys クラスとは一応独立なので、出来るだけ
GPhys オブジェクトの詳細に依存させたくないです)。 今の場合、
投影する座標系そのものが cyclic ということで、ここは単純に
GPhys#cyclic_ext を呼ぶだけにしてください。座標系の角
度の単位は度かradが仮定されてないでしょうか? となるとmoduloは
自ずと決まりますね。 ちなみに、将来課題として gtool4 コンベン
ションのちゃんとしたサポートをしたいと思ってます。その折りには、
GPhys#cyclic_ext 内で modulo を自動取得できるようにしたいです。
(その際、別のコンベンションでは topology & modulo の指定の
仕方が異なるということを許容できるようにしたいです。)
余談ですが度を期待しているところに rad の軸がきたら
VArray#convert_units(to) が使えます:
coord = gp.axis(0).pos # 当の軸が1次元目の場合。名前指定も可
coord_deg = coord.convert_units('degrees')
gp.axis(0).set_pos(coord_deg)
これは座標を構成しているオブジェクトそのものを coord_deg
に置き換えますので、ファイルは上書きしません。
なお、地図投影でも度が期待されてるんですが、サボってしまって
今のところ変換はしてません ^^;
(4) テストデータは解析的なデータでしょうか? このような場合、テス
トプログラム中で作っちゃうのが手です。例えば gphys.rb
(lib/numru/gphys/gphys.rb) のテスト部分ではそのようにしてます。
やはり、デモも兼ねて、メジャーな機能に関してはテスト埋め込みが
望ましいですが、添付するデータファイルを増やすのは慎重にした
いです。そして、できればやはり itr=6 のテストが欲しいです。
以上が基本的にクリアされれば直接コミットして貰えますが、それが面
倒であれば私が取り込むのを待って頂きたいです。といってもすぐには
出来そうにないので、遅くなりそうなら (4) についてはある程度妥協
も考えないとならんと思ってます。ただ、ファイルに頼らない GPhys
オブジェクトの構成は一度やってみて悪くないと思います。(例えば解
析的な初期値からの数値シミュレーションに応用できるでしょう。)
やってみて困ったら相談して頂くということでいかがでしょう。
堀之内 武 horinout@xxxxxxxxxxxxxxxxxx
京都大学生存圏研究所 611-0011 宇治市五ヶ庄