: 1.2.2 気塊内で凝縮が生じる場合
: 1.2 惑星大気の静的安定度の計算
: 1.2 惑星大気の静的安定度の計算
気塊内で凝縮が生じない場合, 気塊の温度変化
は以下のように表すことができる.
上式を (9) に代入することで,
静的安定度は以下のように表現される.
![$\displaystyle N^{2}
=
\frac{g}{T}
\left(
\DD{T}{z}
+ \frac{M g}{c_{p}}
\right)
-
g \left(
\frac{1}{M} \DD{M}{z}
\right) .$](img50.png) |
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(10) |
気塊は飽和しているので, 上昇させると必ず凝縮が生じるはずである.
(10) で見積もられる静的安定度は,
飽和した気塊を凝縮が生じないよう下向きに変位させた時の値と
みなすことができる.
: 1.2.2 気塊内で凝縮が生じる場合
: 1.2 惑星大気の静的安定度の計算
: 1.2 惑星大気の静的安定度の計算
SUGIYAMA Ko-ichiro
平成17年8月21日