やはり, 振り子の動きは実際に動いているところを見ないと良く分からない.
本当は回転台の上に乗って観察するのがベストだが,
回転台は人が乗るにはちょっと小さいし, この回転数ではかなり目が回る.
そこで, 身代わりにガーフィールドの縫いぐるみをおいてみた.
画面の中で, 縫いぐるみの回りを回る小さな点は,
回転台の外から照射したレーザービームのスポットで,
慣性系に静止した点である.
従ってこの点の周期が回転台の周期となる.
この点は静止系から見て振子の振動面内にあるので,
振子が必ずこの点の上を通過することに注意されたい.
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- 回転周期17秒, 振子の周期1.8秒.
振子はほとんど直線的に振れながら徐々に振動面が回転する.
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- 回転周期3.6秒, 振子の周期1.8秒.
振子は4枚の花ビラ型の軌跡を描く.
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- 回転周期1.8秒, 振子の周期1.8秒. 慣性振動に相当する.
ここで慣性振動の周期が回転台の周期の半分になっていることに
注意.
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- 上と同じ条件で, 回転台の外から撮影したもの.
縫いぐるみの右から左へ通過した振子が,
半周期後に同じ位置に戻ってきたとき,
縫いぐるみは180度回転しているので,
結局, 半周期前と同じく
振子は縫いぐるみの右から左へ通過することになる.
撮影条件