放射MTGメモ(2017/11/08)
参加者
- 倉本圭, はしもとじょーじ, 石渡正樹, 高橋康人
木星大気モデルの開発 (高橋康)
- 重力の求め方
- 全球平均の重力の求め方
- NEMESISでの重力に関する記述の確認
- 標準大気モデルの解説
- スペクトルに基づくパラメータ調整の説明方法を変更
- 議論
- 標準大気モデルから得られた示唆結果の普遍性
- 全球平均大気構造の不定性
- 局所性
- より詳しいエネルギー収支の描像
- → それぞれの観点について現状のモデルでどこまで議論できるのか?
- 標準大気モデルから得られた示唆結果の普遍性
- コメント
- 重力
- 赤道での重力がどう決まっているのか
- 考察すべき要素に抜けは無いように思える
- パラメータの誤差でもなさそう
- 計算値と表記値のずれの原因は不明
- 自前での計算
- Guillot et al., 2005 の重力ポテンシャル係数を用いて楕円体を仮定した場合の平均重力を求めてみる
- 赤道での重力がどう決まっているのか
- 用いる物理量の理由付け
- どのような観点でその値を用いることにしたのかを具体的に示す
- 例えば雲粒径であれば参照論文だけでなく他の論文と比較して特定の粒径分布を採用した経緯を明確にする
- どのような観点でその値を用いることにしたのかを具体的に示す
- 章・節タイトル
- 数値モデルの結果(明らかな事実)と示唆(事実から導かれる推論)を区別する
- 「普遍性」の使い方
- 現状では「普遍性を示す」ことが期待されるようなタイトルになっている
- 普遍性そのものの議論をするので「変動性」等の方がいいかもしれない
- 議論の中身
- 局所性だけでなく時間変動の考察も必要
- パラメータスタディをまとめて1節にし、その中でパラメータ毎に全球平均大気構造の不定性と局所性・時間変動の幅を示し、それに基づいたパラメータスタディを行う
- 変動原因の切り分け
- 例えば温度をパラメータとする場合、温度そのものによる放射場変化と温度変化によるガス分布変化にともなう放射場変化を区別して議論できると良い
- 雲のパラメータスタディ
- 先行研究の雲モデルを取り上げるとキリが無い
- すでに手元にあるECCMや杉山モデルのactive period などを用いた議論でよいだろう
- 着色物質のパラメータスタディ
- 雲頂付近での放射冷却率のバランスが問題なので、雲頂での分布を変えたパラメータスタディを行う
- 成層圏ヘイズ
- メインテーマである対流圏でのエネルギー収支にはほとんどかかわらないので優先度は低い
- 重力
- mtg 資料
次回の日程
- 2017/11/14(火) 09:00- =end