放射MTGメモ(2017/07/07)
参加者
- 倉本圭, はしもとじょーじ, 石渡正樹, 高橋芳幸, 高橋康人
木星大気モデルの開発 (高橋康)
- Chromophore の導入
- Sromovsky 2017
- 実験的に形成された Chromophore によるZone, Beltのアルベドスペクトルの説明
- SR17 における Creme brulee モデル
- 雲層上端にChromophore 層を仮定
- 参照論文(Baines 2016)は未発表
- Chromophore 導入計算
- Cloud top 分布だと局所的に強い加熱
- 対流圏内分布だと全体的に弱い加熱
- Sromovsky 2017
- 博論の方針
- ECCM vs 雲無しモデル vs 対流モデル vs Chromophore 導入モデル
- 対流→放射:メイン熱放射(~25um), 大気窓熱放射(~5um), 日射アルベド(<4um)の特徴を比較
- 放射→対流:放射冷却率プロファイルの考察
- ECCM vs 雲無しモデル vs 対流モデル vs Chromophore 導入モデル
- SR98 キャプション確認のメール案
- SZA固定 vs 時間変化の図
- PH3が熱放射に与える影響
- 各高度での cutoff 計算
- 1-5bar で5umスペクトルが変化
- To do
- 雲構造先行研究確認
- 粒径・分布・高度・光学パラメータの関係をまとめる
- SR98ヘイズの確認計算
- 圏界面の決まり方
- JUNO NH3 計算
- 現状では保留
- 雲構造先行研究確認
- コメント
- SR17 Chromophore
- 複素屈折率のデータはどこまであるのか?
- 0.35-0.8um あたりまで
- 範囲外は外挿している
- Rayleigh 散乱が効く高度との兼ね合いがどうなるかで重要になりそう
- モデル設定にどう取り入れるか
- A案:Sromovsky 2017 のモデル設定をそのまま取り入れる
- 問題の切り分けはしやすいが、そもそも Sromovsky 2017 のモデルの根拠が明示されていない
- 特に対流の効果(雲水量分布の変化)を考える上で適当ではない
- B案:取り入れない
- アルベドスペクトルが合わないという問題を放置するのは難しい
- 特に加熱に効くことから加熱冷却率プロファイルへの影響は無視できない
- C案:Chromophore の物性だけ取り入れる
- この物性によりアルベドスペクトルを説明しやすくなる
- 分布についてはモデル実験結果を踏まえて自分なりに決める
- 基本的にC案のスタンスで進めることにする
- A案:Sromovsky 2017 のモデル設定をそのまま取り入れる
- 複素屈折率のデータはどこまであるのか?
- SR98 fig41 に関する問い合わせ
- 「日射が十分減衰しない」という旨だけ伝えて問い合わせれば十分だろう
- 現状の図は情報量が多すぎるので添付するにしても簡潔に
- GPES における Chromophore の扱いはどうなるのか?
- 大気上部に Chromophore があるとした場合、現状よりも観測値とモデル値のずれが拡大するのではないか?
- たしかにその可能性もあるがその影響の大きさはやってみないとわからない
- Chromophore の存在する可能性がある高度とレイリー散乱が効く高度が近いため、Chromophore が入ってもあまり変わらない可能性もある
- 「日射が十分減衰しない」という旨だけ伝えて問い合わせれば十分だろう
- SR17 Chromophore
- mtg 資料
次回の日程
- 2017/07/12 (水) 09:00-