放射MTGメモ(2015/08/20)
参加者
- 倉本圭, はしもとじょーじ, 高橋康人, 大西将徳
系外惑星放射計算プログラムの開発 (大西)
- 成層圏温度が低温になった場合の放射計算の妥当性について
- 高橋芳幸さんに放射モデルについて相談した.
- longwave の放射モジュールの計算が, 今回の計算の場合うまくいっていないことが分かった.
- 対処法について
- コードを書き換えて, 対処できるか芳幸さんに相談
- longwave の放射モジュールを shortwave の放射モジュールに変えた場合, どの程度精度が悪くなるか芳幸さんに相談
- 圧力が大きくなるほど, トータルの吸収断面積が小さくなることについて
- 前回よりも圧力レンジを広く計算して検討行った(1e+0 - 1e+6 Pa)
- 半値幅は, 1e+3 Pa (200K) で, 1e-3 cm-1 程度.
- 1cm-1 あたりのラインの本数は, 10 本程度. (H2O の吸収線: 30000cm-1 に 1e+5 本程度)
- 1e+3 Pa の場合, 1cm-1 あたり, ラインがあるのは 1e-2 cm-1 程度の範囲.
- 計算結果からは, 1e-3 cm-1 以上細かくすると吸収断面積は変わらない.
- 以上から, 吸収断面積の計算にはラインの占める波数範囲より細かい計算が求められる.
- 低圧での計算方法を検討する必要ある
- 長波の領域だけ細かく計算して検討してみる.
- 前回よりも圧力レンジを広く計算して検討行った(1e+0 - 1e+6 Pa)
- mtg 資料
木星大気の放射計算(高橋康)
- CH4 の 1 micron の吸収
- HITRAN database (HITRAN2012) には, 9199 - 10923 cm-1 のデータが欠損
- GEISA にもこの領域のデータがない
- 観測と比較を行った先行研究では, Giver 1978 の CH4 吸収データを使用
- Giver 1978 の吸収線データを読み取って, 放射モデルに導入することを検討
- 湿潤断熱減率の計算
- dT/dz を積算する場合と, 温位保存で計算する場合でプロファイルに差がでる.
- グリットを細かくすると両者の値は近づく
- オイラー法で計算している
- 温度の計算のためにグリッドを細かく切って計算する
次回の日程
- 8/24 (月) 9:00-