DCRTM ゼミメモ (2008/06/05)

参加者

  • 徳永, 齊藤, 石渡, 小高, 倉本

目標

  • 最終目標
    • 徳永: 大気循環モデルに組み込み可能な木星大気放射モデルの構築.
    • 齊藤: 初期地球大気の温度構造計算ための大気放射モデルの構築.
  • 当面の目標
    • 徳永: Appleby and Hogan (1984) で用いられている計算方法を理解する.
    • 齊藤: Nakajima et al (1992) の再計算ができるようになる.

次回日程

  • 6/12 (木) 10:00 -- 12:00

メモ

  • 徳永
    • 2.2.4 節
      • 図2.1 の水色の矢印は, 考えている層から射出される放射だけでなく, その層では吸収されずに通過したフラックスも含まれている
    • 式 (2.11) を満たす温度構造の計算方法
      • 1) 初期に適当な温度分布を与える
      • 2) 与えた温度分布をもとに (2.11) の各項を計算する
        • 左辺が大きい場合には, その層の温度を少し下げる
        • 右辺が大きい場合には, その層の温度を少し上げる
      • 3) 右辺 - 左辺 < 10E-6 となるまで 2) の計算を繰り返す
      • 4) 右辺 - 左辺 < 10E-6 となったら隣の層に対して 2) の計算を行う
      • 5) 全ての層において 2) - 4) を繰り返し行うことで, (2.11) を 満たす
      • コメント: 緩和法 (時間発展問題として解く) で計算すればいいのでは? ニュートン法をあえて使う必要性はないと思われる
      • 数値積分
        • 光路については台形公式?
        • 波長については?
          • おそらくバンドモデル, line-by-line ではない
  • 齊藤
    • 放射フラックスの計算方法
      • 指数関数の数値積分はできるだけ行わないように差分式を作った
    • 圏界面位置のさがしかた
      • 放射フラックスを計算するループとは別に, 圏界面位置を探す ループを用意する
      • 誤りがあった場合にそれを発見しにくいため

宿題

  • 徳永
    • これまでのコメントに基づいてノートを修正 (最優先)
      • 式 (2.11) の計算手順の説明は箇条書を使って書く
      • 卒論は手を付けないで固定, 修正したものは新たに読書ノートとして dennou サーバの review 領域に格納, 格納場所は追って石渡さんから指示
    • 光学的厚さの計算方法の確認
    • 波長積分の計算方法の確認
  • 齊藤
    • Nakajima et al. (1992) で示されている図を再現する
      • まずは温度構造