T21L36, Dust Scenario 0.2 の場合について 1 年計算が終了した.
実験結果: ダストデビル巻き上げスキームを入れた計算
Newman et al. の結果と比較: Ls=270-300 の期間で彼女たちの Low dust scenario の結果と比較して みた. 南北方向には南緯20 度でダストフラックスが大きくなる. 南緯 20 度で見たときに, 東西方向にムラがある. ダストフラックスが小さくなる場所は Newman et al. の結果と 矛盾がないように見える.
季節変化については, 北半球の秋から冬にかけて大きくなっている.
顕熱フラックス, 境界層高さについて見てみた.
1 ヶ月平均場と Ls=270 での瞬間値も見た.
なんとなく対応しているようにも見えるけど, 動画を作って ちゃんと確認する必要がある. 今後作成する.
なお, 顕熱フラックスの瞬間値は 昼の ±40 度と赤道で大きくなっている. Ts は経度 140 度, 緯度 -30 度で最高, 大気最下層の u は (150, -30) と (200, 40) で西風強い (それぞれ 30 m/sec 程度, 20 m/sec 程度), (0, 180) で東風強い (-15 m/sec 程度).
このような風分布が潮汐で作られている, というのが 正しいかどうかは理解されていない.
今後の予定 風応力巻き上げスキームによる巻き上げ量との比較, 鉛直分布を見る.
人びとの計算では 風応力巻き上げスキームによる巻き上げ量と dust devil 巻き上げスキームによる巻き上げ量は コンパラと言われているので, そうなっているか確認する.
金星の雲モデルに関する論文を読んで勉強中. 論文はひととおり目を通した.
Lee, C. and Lewis, S.R. and Read, P.L., 2010: A bulk cloud parameterization in a Venus General Circulation Model. Icarus, 206, 662-668.