BLKLIB : 実数値と順序列

概要

指定した値が,昇順に並んだ配列の何番目の区間に入っているかを 調べる関数パッケージ. 大小比較はLRLLIBを使っておこなうので, 誤差を含んだ比較ができる(第[here]章参照). ただし,区間間隔が誤差より小さい場合これらの関数は 意味をなさないので注意すること.

関数のリスト

                                                                       
  IBLKLT(RX,N,RR)   RX(i-1)≦ RR<RX(i) を満たすiを求める.          
                                                                       
                    ただし RR<RX(1) のとき1を返す; RX(N)            
                    ≦ RR のときN+1を返す.                            
                                                                       
  IBLKLE(RX,N,RR)   RX(i-1)<RR≦ RX(i) を満たすiを求める.          
                                                                       
                    ただし RR≦ RX(1) のとき1を返す; RX(N)             
                    <RR のときN+1を返す.                           
                                                                       
  IBLKGT(RX,N,RR)   RX(i)<RR≦ RX(i+1) を満たすiを求める.          
                                                                       
                    ただし RR≦ RX(1) のとき0を返す; RX(N)             
                    <RR のときNを返す.                             
                                                                       
  IBLKGE(RX,N,RR)   RX(i)≦ RR< RX(i+1) を満たすiを求める.         
                                                                       
                    ただし RR<RX(1) のとき0を返す; RX(N)            
                    ≦ RR のときNを返す.                              
                                                                       

関数の説明

IBLKLT/IBLKLE/IBLKGT/IBLKGE

  1. 機能
    指定した値が,昇順に並んだ配列の何番目の区間に入っているかを 調べる.
  2. 呼び出し方法
    IBLKLT(RX,N,RR)
    IBLKLE(RX,N,RR)
    IBLKGT(RX,N,RR)
    IBLKGE(RX,N,RR)
  3. パラメーターの説明
                                                                            
      RX       (R)   昇順に並んだ実数型配列.                               
                                                                            
      N        (I)   配列の寸法.                                           
                                                                            
      RR       (R)   調べる実数値.                                         
                                                                            
      IBLKLT   (I)   RX(i-1)≦ RR<RX(i)                                  
                     を満たすiを返す. ただし RR<RX(1) のとき1, RX(N)    
                     ≦ RR のときN+1を返す.                                
                                                                            
      IBLKLE   (I)   RX(i-1)<RR≦ RX(i)                                  
                     を満たすiを返す. ただし RR≦ RX(1) のとき1, RX(N)     
                     <RR のときN+1を返す.                               
                                                                            
      IBLKGT   (I)   RX(i)<RR≦ RX(i+1)                                  
                     を満たすiを返す. ただし RR≦ RX(1) のとき0, RX(N)     
                     <RR のときNを返す.                                 
                                                                            
      IBLKGE   (I)   RX(i)≦ RR< RX(i+1)                                 
                     を満たすiを返す. ただし RR<RX(1) のとき0, RX(N)    
                     ≦ RR のときNを返す.                                  
                                                                            
    
  4. 備考
    1. 区間間隔が誤差より小さい場合これらの関数は 意味をなさないので注意すること.


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Latex Source


地球流体電脳倶楽部 : 95/6/9 (Version 5.0)

NUMAGUTI Atusi <a1n@gfdl.gov>
Last Modified: Thu Aug 31 13:00:18 EDT 1995