DCPAM 地球のような惑星の実験 (メモ 1)

途中で計算が止まった場合, よくある原因は CFL 条件を満たさなくなったことである それを回避するには, 安直には, 時間刻みを小さくして試してみるのが良い.

ここでは, 計算条件のいくつかを変更する方法について説明する.

実験用設定ファイルの準備

ここでは,

  • DCPAM 実験用設定ファイル : dcpam_E_T42L26.conf

として説明する.

また, 下では必要最低限の変更しか述べない.

DCPAM 実験用設定ファイル (dcpam_E_T42L26.conf) の変更

時間刻みを小さくする

&timeset_nml
  ...
  DelTime = ...
  ...
/

の値を小さくする. ただし, 扱いの面倒さを避けるため, 1 日の約数を選ぶ方がよいと思う.

雲水・雲氷消滅時定数の変更

実装されている雲モデルが簡単であることもあって, エネルギー収支が時間刻みに依存する. したがって, 雲モデルのパラメータ (雲水・雲氷の消滅時定数) を経験的に良さそうな値に変更する方が良い. 具体的には,

&cloud_simple_nml
  ...
  CloudWatLifeTime  =  3240.0d0,
  CloudIceLifeTime  =  8400.0d0,
  ...
/

を変更する. 変更の指針は, こちら (親ページ) に従うと良い.

&cloud_simple_nml
  ...
  CloudWatLifeTime  =  1980.0d0,
  CloudIceLifeTime  =  9000.0d0,
  ...
/

とする.