9.4 UNICOS最適化
前出のように、I/O効率を向上させるためにI/O階層を置き換えることは可能です。Cray Y-MPと類似した、CrayコンピューターのOSであるUNICOSに関して、これは既になされています。
更に、NetCDF_FFIOSPEC環境変数を正しく設定することにより、ユーザーは一層I/O効率を上げることができます。この変数は、UNICOS OS下で実行中に、NetCDF I/OのFlexible File I/Oバッファを指定します。(この変数は他のOSでは無視されます。)適切な設定を選択すればNetCDF I/Oの効率を飛躍的に向上させることができます―デフォルトのFORTRAN bianry I/Oを超えることもも可能です。下記のような指定が可能です。
CRIのFFIOライブラリによってサポートされているオプション/構成はこの機構を通じて利用できます。FFIOの機能を最大限利用するためにCRIのI/O最適化ガイドを参照することをお勧めします。この機構は、また、CRIのEIE I/Oライブラリとも互換性があります。
NetCDF_FFIOSPEC変数をプログラムのI/Oパターンに調整すれば、性能が飛躍的に向上します。何百倍というスピードが得られた例もあります。
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