byte データ型が追加されていることと、 unsigned 修飾子が無いことを除けば、 CDL はCと同様の基本的データ型をサポートしています。宣言文では、型名の指定は大文字でも小文字でも 構いません。
byte 型は8ビットデータ用である点が char 型と異なります。そして、零バイトは文字データにおけるような特別な意味を持ちません。 ncgen ユーティリティは byte 宣言文を、出力C コードにおいては char 宣言文に、そして出力FORTRANコードにおいては BYTE , INTEGER*1 もしくは同類のプラットフォーム固有の宣言文に変換します。
short 型は -32768 と 32767の間の値を保持します。 ncgen ユーティリティは short 宣言文を、出力Cコードにおいては short 宣言文に、そして出力FORTRANコードにおいては INTEGER*2 宣言文に変換します。
int 型は -2147483648 と2147483647の間の値を保持します。 ncgen ユーティリティは int 宣言文を、出力Cコードにおいては int 宣言文に 、そして出力FORTRANコードにおいては INTEGER 宣言文に変換します。 CDL 宣言文では integer と long は int の同義語として認識されています。
float 型は -3.4+38 と 3.4+38との間の値を保持でき、外部表現には32ビットのIEEE規格化された単精度浮動小数点数が使われます。 ncgen ユーティリティは float 宣言文を、出力Cコードにおいてはfloat 宣言文に、そして出力FORTRANコードにおいては REAL 宣言文に変換します。 CDL 宣言文では realは floatの同義語として認識Ç≥ÇÍÇfÇ¢Ç<Ç?ÅB
double 型は-1.7+308 と1.7+308の間の値を保持し、外部表現には64ビットのIEEE規格化された倍精度浮動小数点数が使われます。 ncgen ユーティリティは double 宣言文を、出力Cコードにおいては double 宣言文に、そして出力 FORTRANコードにおいては DOUBLE PRECISION 宣言文に変換します。