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5.2 エラー状態に対応したエラーメッセージを得る: nc_strerror

関数 nc_strerror は、他のNetCDF関数を呼び出したときに返されであろう、整数NetCDFエラー状態又はシステムエラー番号に対応するエラーメッセージストリングに対し、静的な参照個所を返します。NetCDFのエラー状態のリストは各言語バインディング中の対応する内部ファイルにあります。

 

const char * nc_strerror(int ncerr);

 

ncerr

以前のNetCDF関数への呼び出しに対して返されたかもしれないエラー状態

 

どのNetCDFエラーメッセージ、又は、(システム strerror 関数によって理解されるところの)システムエラーメッセージのどれにも対応しない、無効な整数エラー状態を入力すると、 nc_strerror はそのようなエラー状態が存在しない旨の記号列を出力します。

これは簡単なエラー取り扱い 関数 の例で、 nc_strerror を使用し、任意のNetCDF関数呼び出しによって返されたNetCDFエラー状態に対応するエラーメッセージを出力した後exitします。

#include <netcdf.h>
   ... 
void handle_error(int status) {
if (status != NC_NOERR) {
   fprintf(stderr, "%s\n", nc_strerror(status));
   exit(-1);
   }
}

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