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/2007-03-19/
後期重爆撃期と小惑星 (6):
結果と議論
伊藤孝士 (国立天文台)
2007 年 3 月 20 日
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ヤルコフスキー効果
- 自転している小惑星を考える
- 小惑星の太陽放射の吸収面と赤外放射面が異なることで,
赤外放射の射出にともなう輻射圧が公転を加速/減速する
- 天体が小さいほど効くが, 小さすぎてもだめ.
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小惑星の軌道進化: ヤルコフスキー効果なしの場合
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小惑星の軌道進化: ヤルコフスキー効果ありの場合
- 離心率はあまりかわらず軌道長半径が変化する
- 強い共鳴位置にくると離心率が変化する
- 変化の時間スケールは 10Myr/
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- 小さいサイズの小惑星は軌道長半径を大きく変化させる可能性を示している
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Koronis 族の拡散
- 図のような軌道長半径と離心率を持つ小惑星
- はじめは黄色の分布をしていたのが,
ヤルコフスキー効果と共鳴により進化した.
時間スケールは 700Myr.
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EOS 族の拡散
- 図のような軌道長半径と離心率を持つ小惑星
- 時間スケールは 600Myr
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検証されるべき課題
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参考文献
- Bottke,W.F.,Jr., D.Vokrouhlicky, D.P.Rubincam, M.Broz,
The Effect of Yarkovsky Thermal Forces on the Dynamical Evolution
of Asteroids and Meteoroids,
AsteroidsIII, W.F.Bottoke Jr., A.Cellino, P.Paolicchi, R.P.Binzel (eds),
University of Arizona Press, Tucson, 395-408 (2002)
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Bottke,W.F., D.D. Durda, D. Nesvorny, R. Jedicke,
A. Morbidelli, D. Vokrouhlicky, H.Levison,
The fossilized size distribution of the main asteroid belt,
Icarus 175, 111-140 (2005)
-
Cheng,A.F.,
Collisional evolution of the asteroid belt,
Icarus 169, 357-372 (2004)
Tomoko Iwahori
2007-10-09
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