2.4 テキストプリミティブ

文字列を描くテキストプリミティブには, 次のような属性があります.

プログラム KIHON4 で, これらの属性を1つずつ順に変えて文字列を書 いてみましょう.

まず, Text.vdraw だけを呼んで, デフォルトで 'Text.vdraw' と書いてみ ました. ラインインデクスの初期値は1, 文字の大きさの初期値はV-座標系に おける単位で 0.05 で, 指定した座標に文字列の中心が来ます.

次に, 文字を描く線のラインインデクスを変えて, 'INDEX3', 'INDEX5' と書いてみました. 大きな値にすると太字 になります. このラインインデクスはポリラインなどのラインインデクスとは 独立に管理されており, 他のラインインデクスに影響を与えたりしません. マー カーのラインインデクスも同様です.

また, 文字の大きさは パラメタcharsize で変えることができます ('SMALL''LARGE').

文字列の位置ですが, 文字列の左端の座標や, 右端の座標で指定することもで きます. パラメタcharcentで-1を指定すると左あわせ('LEFT'), 1で右あわせ ('RIGHT')となります. 初期値は0で, 中央あわせとなっています. このパラメタは 整数に限られることに注意して下さい.

文字列を回転させるためには, パラメタcharrot で回転角を指定します. 単位は度で, 指定した位置を中心に反時計回りに回転します. やはり, パラメ タも引数は整数値に限られます。

#
# kihon4.rb

require "narray"
require "numru/advanceddcl"

include NumRu::AdvancedDCL
include NMath

nmax = 9
x1 = 0.1
xc = 0.5
x2 = 0.9

y = NArray.sfloat(nmax)

#-- graph ----
Dev.open
Frame.new

#-- line ----
for n in 0..nmax-1
  y[n] = 0.1*(9-n)
  Plot.vdraw([x1,x2], [y[n], y[n]])
end

Plot.vdraw([xc, xc], [0.05, 0.95])

#-- default ----
Text.vdraw(xc, y[0], 'SGTXV')

#-- text line index ----
Text.vdraw(xc, y[1], 'INDEX3', "charindex"=>3)

Text.vdraw(xc, y[2], 'INDEX5', "charindex"=>5)

#-- text size ----
Text.vdraw(xc, y[3], 'SMALL', "charsize"=>0.03)

Text.vdraw(xc, y[4], 'LARGE', "charsize"=>0.07)

#-- text centering option ----
Text.vdraw(xc, y[5], 'LEFT', "charcent"=>-1)

Text.vdraw(xc, y[6], 'RIGHT', "charcent"=>1)

#-- text rotation ----
Text.vdraw(xc, y[7], 'ROTATION+', "charrot"=>10)

Text.vdraw(xc, y[8], 'ROTATION-', "charrot"=>-10)

Dev.close

PROGRAM KIHON4

\resizebox{10cm}{!}{\includegraphics{kihon1/kihon4.eps}}
kihon4.rb: frame1