前出のように、I/O効率を向上させるためにI/O階層を置き換えることは可能です。 Cray Y-MPと類似した、Cray コンピューターのOSであるUNICOSに関しては、これは既になされています。
更に、 NetCDF_FFIOSPEC 環境変数を正しく設定することにより、ユーザーは一層、I/O効率を上げることが出来ます。この変数は、UNICOS OS下で実行中に、NetCF I/Oの Flexible File I/OTバッファを指定します。(この変数は他のOSでは無視されます。)適切な設定を選択すればNetCDF I/Oの効率を飛躍的に向上させることが出来ます―デフォルトのFORTRAN bianry I/Oを超えることもも可能です。下記のような指定が可能です。
CRIの FFIO ライブラリによってサポートされているオプション/構成はこの機構を通じて利用できます。FFIOの機能を最大限利用するためにCRIのI/O最適化ガイドを参照することをお勧めします。 この機構は、又、CRIのEIE I/Oライブラリとも互換性があります。
Tuning the NetCDF_FFIOSPEC 変数をプログラムのI/Oパターンに調整すれば、性能が飛躍的に向上します。何百倍というスピードが得られた例もあります。