関数 NF_INQ のファミリーは NetCDF IDを与えられた開かれたNetCDFファイルに関する情報を返します。ファイル問い合わせ関数は定義モードとデータモードのどちらからでも呼び出すことが出来ます。最初の関数 NF_INQ は次元数・変数の数・グローバル属性の数・無制限長で定義された次元があればその次元IDを返します。このファミリーの他の関数はこれらのうちどれか一つの情報を返します。
FORTRANでは、これに属する関数には NF_INQ 、 NF_INQ_NDIMS 、 NF_INQ_NVARS 、 NF_INQ_NATTS 、 NF_INQ_UNLIMDIM があります。
これらの関数が呼び出されても、必要な情報は開かれた個々のNetCDFファイルについてメモリ上にあるので、 I/O は行われません。
INTEGER FUNCTION NF_INQ (INTEGER NCID, INTEGER ndims,
INTEGER FUNCTION NF_INQ_NDIMS (INTEGER NCID, INTEGER ndims)
INTEGER FUNCTION NF_INQ_NVARS (INTEGER NCID, INTEGER nvars)
INTEGER FUNCTION NF_INQ_NATTS (INTEGER NCID, INTEGER ngatts)
INTEGER FUNCTION NF_INQ_UNLIMDIM (INTEGER NCID, INTEGER unlimdimid)
この 例では NF_INQ を使って、 foo.nc というNetCDFファイルに関する情報を得ます。
INCLUDE 'netcdf.inc'
...
INTEGER STATUS, NCID, NDIMS, NVARS, NGATTS, UNLIMDIMID
...
STATUS = NF_OPEN('foo.nc', NF_NOWRITE, NCID)
IF (STATUS .NE. NF_NOERR) CALL HANDLE_ERR(STATUS)
...
STATUS = NF_INQ(NCID, NDIMS, NVARS, NGATTS, UNLIMDIMID)
IF (STATUS .NE. NF_NOERR) CALL HANDLE_ERR(STATUS)