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5.5 アクセスするために NetCDF ファイルを開く: NF_OPEN

関数 NF_OPEN は既存のNetCDFファイルとアクセスするために開きます。

 

INTEGER FUNCTION NF_OPEN(CHARACTER*(*) PATH, INTEGER OMODE, INTEGER ncid)

 

PATH

開くNetCDFファイルのファイル名

OMODE

零値は (又は NF_NOWRITE )はデフォルトステータスを示します。ファイルは読取専用に開き、効率のためにバッファリング及びキャッシュする。

それ以外の場合には、生成モードは NF_WRITE NF_SHARE 、又は IOR(NF_WRITE, NF_SHARE) です。 NF_WRITE フラグを設定することによりファイルを読取-書き込み両用に開きます。(”書き込み”とはファイルに加え得る全ての変更を指し、データの付加又は変更、次元・変数・属性の付加又は名前の変更、属性の削除等の操作を含みます。) NF_SHARE フラグはファイルに書き込む処理とファイルを読み取る処理が一つもしくは複数行なわれている場合に適切です。 これによって、ファイルへのアクセスはバッファーされず、キャッシュも制限されます。バッファー機構は連続アクセスに対して最適化されているので、データを連続的にアクセスしないプログラムにおいては NF_SHARE フラグを設定することによりパフォーマンスの向上が望めます。

 

ncid

出力されたNetCDF ID.

 

エラーが発生していなければ、 NF_OPEN NF_NOERR の値を返します。それ以外の場合には、返されたステータスがエラーを示します。エラーの原因として下記が挙げられます。

 

この 例は NF_OPEN を使って、既存の foo.nc というNetCDFファイルを読取専用、非共有アクセス用に開きます。

INCLUDE 'netcdf.inc'
 ... 
INTEGER NCID, STATUS
... 
STATUS = NF_OPEN('foo.nc', 0, NCID)
IF (STATUS .NE. NF_NOERR) CALL HANDLE_ERR(STATUS)

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