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4.6 NetCDF ライブラリへのコンパイルとリンク

オペレーティングシステム、使用するコンパイラー、NetCDFライブラリやインクルードファイルの格納先などの要因で、NetDCFのCやFORTRANインターフェースを使用するプログラムのコンパイルとNetCDFライブラリとリンクさせる方法 は各々の条件により異なります。それでもここでは敢えて、UNIXプラットフォーム上でNetCDFライブラリを使用する プログラムをコンパイルしリンクする例を挙げます。各自、使用する状況に応じてこれらの例を応用してください。

NetCDF関数や定数を参照する FORTRAN ファイルには 適切な INCLUDE 文を 最初に参照する前に含んでいなければなりません:

INCLUDE 'netcdf.inc'

FORTRANコンパイラが必ず参照する基本時辞書に netcdf.inc ファイルがインストールされていない限り、コンパイラを呼び出す際には -I オプションを使用し、 netcdf.inc がインストールされているディレクトリを指定する必要があります。例えば:

f77 -c -I/usr/local/NetCDF/include myprogram.f

別の手段として、 INCLUDE 文内に絶対パスを指定することもできます。しかし、この方法でプログラムを作成すると、NetCDFファイルが異なる場所にインストールされているプラットフォーム上ではコンパイルできなくなってしまいます。

NetCDF ライブラリが必ずリンクが参照する標準的なディレクトリにインストールされていない限り、 -L -l オプションを使用してNetCDFライブラリを使用するオブジェクトファイルをリンクしなければなりません。例えば:

f77 -o myprogram myprogram.o -L/usr/local/NetCDF/lib -lNetCDF

別の手段として、ライブラリに絶対パスを指定することも出来ます:

f77 -o myprogram myprogram.o -l/usr/local/NetCDF/lib/libNetCDF.

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