gt4f90io リファレンス

gt4f90io ライブラリの構成

2004年02月12日 森川靖大


本文書は gt4f90io ライブラリの構成と保守に必要な知識を概観します。

概観

gt4f90io ライブラリは多次元数値データの抽象的インターフェイスや、 関連ツールを作成するのに必要な機能を提供します。

図1: gt4f90io の概観 [PS | EPS | Tgif Src ]

gt4f90io は、Fortran90 で数値モデルを作成するユーザに、 gtool4 netCDF 規約に基づく形式のデータを出力するための 簡易インターフェースです。

gt4_history 層は、ユーザへ簡易なインターフェースを提供します。 ユーザは、作成する数値モデル中でこのライブラリ内のサブルーチンを呼び出すことで、 簡単にgtool4 netCDF 規約に基づく形式のデータを出力できます。

データアクセスを提供する gtdata 層は、 各種のデータ形式を抽象化した多次元数値データアクセスライブラリです。 いかなるデータ形式も、多次元数値配列である変数と、 それに付随する属性の集合としてアクセスできます。

an_generic 層は、netCDF データ形式とのデータアクセスライブラリです。

他に、頭に dc のついたライブラリ群は、 エラー処理ルーチン、処理系依存事項ラッパー、文字処理ルーチンなどです。

これらの機能を実現するために、gt4f90io ライブラリは以下のものに依存しています。


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