目次
基本的数字: 金星と地球の比較
Y 字パターンの雲 → 高速回転流
鉛直温度構造
金星の温室効果 Ts に対する大気組成の寄与
雲層
三層構造と物質・放射
日射 Flux の鉛直分布吸収する層は...
静的安定度
最近の観測(Magellan Radio Occultation)
最近の観測(Magellan 温度分布)
最近の観測(Magellan 安定度)細かい構造
全球温度構造(運送の上 Pioneer Venus)
東西風 = スーパーローテーション(鉛直構造)
南北構造
南北構造と等角運動速度、
旋回風バランス
旋回風バランスから求めた上層の東西風南北分布
スーパーローテーションはどこまであるか?
スーパーローテーションの成因古典的理論の分類
夜昼間対流
移動する炎メカニズム
Thompson のメカニズム 対流による自励的平均流生成
Thompson(1970)による数値実験結果
重力波加速メカニズム
赤道 4 日波の上方伝搬による加速
Gierash メカニズム
松田有限水平粘性での Gierash メカニズム
球面上の Thompson メカニズム
Thompson(1970)
計算結果 t = 129.9
計算結果 t = 129.9
計算結果 t = 500.0
熱波の移動がある場合
ニュートン法で定常解を作ると...
Thompson 自身の解釈 tilting instability
Thompson の解釈の誤り = tilting instability ではない
2階建て以上の対流の重ね合わせ
tilting instabilityにおける不安定の条件
正しい解釈 モード展開
トランケートシステム
いわゆる tilting instability ではない. 温度の傾斜を介する.
球面上にすると (3次元で傾斜するか)
球面 3 次元基礎方程式
トロイダル・ポロイダル
非線形項の具体的表現
計算の手順
自転のない場合の計算結果
νを変えた例
サマリ平均流生成しない
自転のある場合の計算結果
参考: ラムパラメータと熱源応答
自転が速い場合
注意: moving flame の効果は入らないように設定
注意: moving flame の効果
成層が小さい場合
まとめ
金星大気における熱潮汐波
熱潮汐波の励起源 = 雲層
注意 Fels and Lindzen の効果もはいる
過去の研究
熱潮汐波(半日潮)による平均流加速 ~ 10m/s (Baker and Leovy 1987)
ここでのお話
基礎方程式と具体的な計算手順
計算方法
基本場と擾乱の展開
渦度の式
温度の式
鉛直方向の差分化と境界条件
太陽加熱の鉛直プロファイル
与えた大気安定度
基本場の東西流 (剛体回転流の基本場)
基本場の東西流 (非剛体回転流の基本場)
上部の散逸構造
計算結果 剛体回転の場合・(上層シア=中) 1 日潮,
水平風, 温度分布
密度重みかけた鉛直構造
注意: 雲のトラッキングによる子午面循環速度 10m/s は夜昼運動かも
温度の式における各項のバランス
温度の式における各項
平均流加速
計算結果 剛体回転の場合・(上層シア=中) 半日潮
密度重みかけた鉛直構造
分散関係
群速度
平均流加速
上層シアによる変化
平均流加速 下層
平均流加速 内訳
温度の式における各項
地表面加熱による 1 日潮
地表面加熱による半日潮(上層シア無)
平均流加熱
半日潮による加熱, まとめ
まとめ
付録, 金星の地形 6km ~ -3km
付録, 金星の地形 東西分布