deepconv テストプログラム: 音波の伝播
ここでは deepconv を用いた 2 次元の音波の伝播を計算するテストプログラムの実行方法を 説明します.
実験設定の概要
計算設定の概要は以下の通りです. 具体的な数値等の詳細は設定ファイルを参照してください.
- 計算領域
- 水平 10.0 km, 鉛直 10.0 km
- 基本場と数値摩擦の設定
- 等温乾燥大気 (300 K), 数値拡散・スポンジ層
- 大気成分などのパラメータ
- 地球大気条件
- 空間 / 時間格子間隔
- 空間格子間隔: 水平, 鉛直とも 200 m (一様な方向には 2 km)
- 時間格子間隔: 長い時間ステップ 2.0 sec, 短い時間ステップ 0.2 sec
- 境界条件
- 水平方向に周期境界, 鉛直方向に摩擦無し条件
- 初期条件
- 計算領域中心にガウス分布(半値幅 500 m)の圧力擾乱
- 計算モデル時間
- 400 sec
実験方法
実験は "exp_setup_files/01_sound-wave" ディレクトリに移動して行います. このディレクトリに設定ファイル "sound-wave.conf" と実行スクリプト "testrun.rb" が格納されています.
$ cd exp_setup_files/01_sound-wave $ ls sound-wave.conf testrun.rb
実験を行うにはスクリプト "testrun.rb" を実行してください. このスクリプト により, 個別の実験を行うための設定ファイル, 初期値ファイルの作成から 実験の実行, 図の作成までが行われます.
$ ./testrun.rb
計算が終了すると, 以下のような個別計算用の設定ファイル, 初期値ファイル / ヒストリーファイル /リスタートファイル, イメージファイルが作成されます.
Imagemagick などでイメージファイルを表示させると, 以下のような結果が確認できます.
XY 方向の音波の伝播
IMG:01_sound-wave/sound-wave_XY_50x50x5_std_Exner.png
XZ 方向の音波の伝播
IMG:01_sound-wave/sound-wave_XZ_50x5x50_std_Exner.png
YZ 方向の音波の伝播
IMG:01_sound-wave/sound-wave_YZ_5x50x50_std_Exner.png