水惑星設定における軸対称な風成循環の数値実験 1: 密度一様 ~ 水平解像度依存性
目次
1. 計算結果: 水平解像度依存性(Ah1e4Pl170L60, Ah1e4Pl341L60, Ah1e4Pl682L60)
1.1. 流れの全球的な分布の比較
1.2. 赤道近傍における流れの分布の比較
1
計算結果: 水平解像度依存性(Ah1e4Pl170L60, Ah1e4Pl341L60, Ah1e4Pl682L60)
1.1
流れの全球的な分布の比較
表1:
東西流速[m/s]の子午面分布の比較. 左から順に, Pl170, Pl341, Pl682.
表2:
子午面循環[Sv]の比較. 左から順に, Pl170, Pl341, Pl682.
表3:
運動エネルギーの全球平均値[J/(m
3
*kg) ]の時間発展の比較. Pl170(破線), Pl341(実線), Pl682(点線).
赤道近傍以外の惑星スケールの循環に対しては, Pl170 でも数値解は収束する.
中・高緯度では, 各水平解像度間で東西流や子午面循環の分布に違いは見られない.
運動エネルギーの全球平均値の時間発展も, 各水平解像度間で違いは見られない.
1.2
赤道近傍における流れの分布の比較
表4:
東西流速[m/s]の子午面分布の比較(緯度-10~10度) . 左から順に, Pl170, Pl341, Pl682.
表5:
子午面循環[Sv]の比較(緯度-10~10度) . 左から順に, Pl170, Pl341, Pl682.
赤道近傍の循環は, Pl170 の水平解像度ではまだ収束しない.
赤道近傍の循環は, 海洋大循環と比べてその南北スケールが小さく(~(水平エクマン数)
1/3
), 精度よく表現するには, 非常に高い水平解像度が必要.
著者: Yuta Kawai
Created: 2014-10-21 火 22:15
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