DCPAM 作業ミーティング記録 (2016/02/05)
参加者
- 北大
- 石渡, 荻原
- 神戸大
- 高橋(芳)
荻原からの報告
観測された地形を与えた場合の DCPAM 計算で得られる ダストデビルによるダスト巻き上げダストフラックスと 水平風の分布との関係を見ている.
風速分布をローカルタイム毎に見てみた. Ls=270 では 30S のどの地点でもローカルタイムの 13 時に ダストデビルによるダスト巻き上げダストフラックスが もっとも大きくなるように見える.
それぞれの場所でローカルタイムが 13 時となる時の スナップショットを確認してみた.
タルシスの西側斜面では, ローカルタイム 13 時には 斜面を登る方向に風が吹いている. ヘラス盆地の北東の縁では, ローカルタイム 13 時には 斜面を登る方向に吹く風の成分もあるように見えるけど 西風成分がけっこう強い.
南緯 25 度, 経度 0 付近の領域では, ローカルタイム 13 時には 日射の熱源によってできる地表付近の低気圧?に伴ってできる風 の成分が強いように見える.
しかし, この計算で本当に斜面に対してそんなに敏感に効くのか, この解像度だと斜面風の位相変化ってどうなっているべきか, など基本的なことがわかっていない.
- TODO
- タルシスとヘラスで斜面を登る風と斜面をくだる風が 変わる時刻は同じか違うかをよく確認してみる.
- 地形無し実験の結果も見てみる
- TODO
- JpGU における発表 地形無し実験と東西平均地形を与えた実験の比較の 話を中心にして予稿を作成する予定.
次回日程
次回日程については調整中
2016 年 02 月 16 日 (火) 10:00 TV 会議 (dcmodel meeting の部屋) にて