deepconv TODO リスト(2012/05/08)

作成に加わったメンバー

  • 杉山 耕一朗
  • 小高 正嗣
  • 中島 健介

優先順位の高い項目

  • 3 次元版の長時間積分の安定化(杉山)
    • これまでの計算結果と今後行なう計算を整理
      • これまで主に湿潤対流の計算を行なってきたが, 乾燥対流(例えば火星計算で)も行ってみる必要がある
        • CFL 条件に起因するのだとすれば, 乾燥対流でも同様の問題が発生するはず
      • 解決方法の具体化については計算を整理してから
    • 今までに分かっていること
      • 地球設定の場合
        • 2 次元で計算可能な設定を与えても, 3 次元版では長時間積分が出来ない
        • 拡散係数を桁で大きくしたり, タイムステップを細かくすると動く
      • 木星設定の場合
        • 拡散係数を大きくすれば, 2 次元で計算可能な設定で 3 次元版の長時間積分が可能
  • 力学コアの整備(杉山)
    • 三次元化の完成
      • x, y 両方向の領域分割並列化
      • 1 方向だけだとのりしろ部分が相対的に増えて効率が落ちる
    • 一般座標系への対応
      • 不等間隔格子
      • 地形に沿った座標系
    • 長時間積分を可能にする方法の確立
      • 地表気圧がドリフトする問題への対処
  • 物理過程の導入(小高)
    • 大気放射(地球, 火星)
      • 高橋さんが組み込んだ放射モデルを本家のソースツリーに取り込む
    • 地表面熱収支
      • dcpam の地面熱拡散のプログラムなどを参考にして導入
    • 地表フラックス計算
      • プログラム構造, 引数などを dcpam と揃える
      • 標準の定式を決める
        • dcpam では Louis(1982), F77 版 deepconv では Louis(1979)
  • 文書整備(杉山・小高・川畑)
    • ごくらく・らくらく deepconv
      • ごくらくは用意された設定で計算する為の手引き
      • らくらくは自分で設定・プログラムを変えて計算する為の手引き
      • dcpam のドキュメントと記述内容を揃える
      • 先ずは雛型を作成
      • dcpam の場合ごくらくは rd, らくらくは tex

優先順位が中程度の項目

  • 物理過程の導入
    • 地表面水収支
    • CO2 凝結(火星)
    • ダストの巻き上げと沈降(火星)
    • 雲物理: cold rain parameterization

緊急性の低い項目

  • 力学コアの整備
    • 方程式系の検討(低)
      • 準圧縮系から完全圧縮系への移行
    • 高速化(低)
      • 微分・平均操作計算関数の速度を向上させたい コンパイラでインライン展開できる程度にはしたいが…
  • 物理過程の導入
    • 大気放射(金星, 外惑星, 系外惑星)
    • 雲の光化学反応(金星)