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DCL:らくらくDCL:グラフィクス以外にも
 
14.1 MATH1
数学処理下位パッケージ MATH1 は, DCLのなかでもっとも基本的なサブルーチ
ンおよび関数を集めたパッケージです.
MATH1 は, 次のサブパッケージから構成されています. 
- SYSLIB :   内部変数管理, メッセージ出力
 - OSLIB  :   システム依存ルーチン
 - FNCLIB :   基本関数(最大整数, 剰余など)
 - SUBLIB :   基本サブルーチン(自然数列の生成など)
 - CHRLIB :   文字列の左・右詰め, 反転, 空白処理
 - LRLLIB :   実数値の比較
 - BLKLIB :   実数値と順序列
 - GNMLIB :   きりのよい打ち切り数
 - INTLIB :   実数に近い整数
 - INDXLIB :  配列要素の検索
 - IFALIB :   整数の欠損値処理付最大最小など
 - RFALIB :   実数の欠損値処理付最大最小など
 - RFBLIB :   実数列の内積,共分散,相関係数
 - VIALIB :   1つの整数型配列への作用素
 - VIBLIB :   2つの整数型配列への作用素
 - VRALIB :   1つの実数型配列への作用素
 - VRBLIB :   2つの実数型配列への作用素
 - CTRLIB :   座標変換/回転
 - MAPLIB :   地図投影変換
 
これらの中の多くのパッケージでは, 「欠損値の処理」や「実数の誤差を考慮
した大小関係の判定」ができるようになっています. なお, これらのパッケー
ジの中でソースレベルでの機種依存性があるのは OSLIB のみです. SYSLIB は
システムに依存する定数を管理しているだけです.