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Y 軸だけ USPACK を使う

Y 軸のデータ範囲などは自動的に決めて欲しいけど, X軸に関しては自分の好みの座標軸を描きたい. そのようなときには, 'CXSIDE' をブランクにし USGRPH が軸そのものを描かないように指定しておいて, 後でユーザーが好みの座標軸をUXPACK等を使って描くこともできるが, それよりも USPACK の基本レベルのサブルーチンを使う方がわかりやすい.


uspk11.f:page1

この例は Y 軸は USPACK を使い, X 軸に関しては UXPACK を使って座標軸を描いた例である.

Y 軸に関しては, どのような値になるかわからないので, GRSWND で X 軸方向のウインドウ情報のみを指定し, Y 軸方向は「不定」とする. 次に, X 座標に関する引数を「不定」とし USSPNT によってスケーリングをおこなう. そのうえで, USPFIT で変換関数に関するパラメータを設定し, GRSTRF によって変換関数を確定したのちに Y軸を USYAXS で描いている. これはUSGRPH等, 上位のおまかせルーチンで行っている作業と同じである.

Source:uspack/uspk11.f


地球流体電脳倶楽部 DCL-5.0
Last modified: Wed Apr 30 13:59:59 1997